温活のすすめ


プチ不調を正す温活のススメ

「冷え」は体質ではなく、体から発せられるSOS。放置すると重大な病気を誘発しかねません。女性がおさえるべき「冷え」の正体をご紹介します。 <「冷え」の本当の恐ろしさを心得て> まだ病気ではないけれど、放置すれば病気につながる状態のことを「未病」といいます。原因不明の諸症状や痛みなどがあり、「冷え」もそのひとつと考えられています。ではなぜ「冷え」が病気のもとなのでしょうか。 「冷え」を感じると体内では熱を逃さないように血管が収縮します。体中に熱を運ぶのは血流なので必然的にさらに体は冷えます。血液には脂肪が含まれているので、冷えれば血もドロドロに。そのような状況下では免疫機能がうまく働くはずもなく、さまざまな不調が体にあらわれます。これが「冷え」の警戒すべき影響です。 <あなたの平熱は? 36.5~37度がベスト> 体の中の酵素がきちんと働くと、細胞の代謝が促されて体を健康な状態に保てます。酵素が最も活発に働く内臓の温度は38~40度。これは体表で測ると36.5~37度になります。体温を測ったときにこの温度をキープできているかが鍵。自らの平熱を把握して、36.5~37度を保つ努力をしましょう。 ●特に冷えている人の3つの特徴 1. お腹が冷えている 朝、目が覚めたときに、まず脇の下に手をはさみ、その次にお腹を触ります。お腹のほうが冷たいと冷えています。 2. 耳を折ると痛い 耳を耳の穴をふさぐように折り曲げたときに、飛び上がるほどの痛みを感じる人は、毛細血管に血が通っていない証拠。 3. 朝の寝相が夜と同じ 目覚めたときに、夜、入眠したときと同じ態勢の場合は要注意。体が冷えていて布団があたたまらず、寝返りを打っていない可能性が。

じつは「冷え」と密接に関係しています

 

<肩こり、頭痛、腰痛……プチ不調が多発して心身が辛い> 「冷え」が原因です。 「冷え」による血流の低下で、血液が滞りやすい場所があり、そこにこりや張りの症状が現れます。それが肩こりや首の張り。また、「冷え」によって無意識に筋肉がこわばり、動作の衝撃を吸収できなくなり、ひざや腰の痛みが発生します。

 

「冷え」が体に影響するメカニズム

「冷え」でがんのリスクが上がる!? 特に冷えている人の特徴とは?[医師 監修]
 

リンパマッサージで乳がん予防

日本でも増加しつつある乳ガン患者。

40歳、50歳がピークといわれていますが、乳ガンのリスクは20歳から認められています。

バストは、放っておけば老廃物と毒素が溜まってしまいます。

老廃物と毒素はなぜたまる?

バストまわりのリンパがつまる

美バストを邪魔する老廃物を回収するのは、わきの下の腋下リンパと、鎖骨のくぼみの鎖骨リンパ。ここを押してみて痛いと感じたら、リンパが詰まっていて、美バストを妨害している可能性大。

バストを支える筋肉が凝っている

バストを支える大胸筋、小胸筋、前鋸筋。筋肉には血管が通っていて、周囲には無数の毛細血管が広がっています。筋肉が凝ると血流が悪くなり、バストへの栄養補給が滞ってしまうだけでなく、凝った筋肉に引っ張られ、バストにあるべき脂肪が他の部分に流れやすくなります。

バストケア豆知識

バストをマッサージして乳腺や脂肪細胞に適度な刺激を!!ボリューム感とハリ感を目指す

バストには、マッサージによる適度な刺激が必要

バストのふっくらとした丸みは、1割の乳腺と、9割の脂肪で成り立っています。日々のバストケアでマッサージを加えることで、乳腺と脂肪細胞に適度な刺激が加わり、活性化を促しましょう。

胸筋をしなやかに保ち、上向きのバストを目指す

重みのあるバストを吊り上げ、支えているのはバストまわりの筋肉。大胸筋、小胸筋、前鋸筋のコリをほぐし、しなやかに保つことで、バストを支え、美しいバストラインを保つのをサポートします。

胸の筋肉を柔らかくするメリット

・大胸筋がほぐれると胸がしっかり支えられて持ち上げられるので、お胸が大きく見える効果が得られます。
・小胸筋が柔軟になると肩甲骨とつながっていて、胸まわりの筋肉を支え胸が引き上げられます。
・前鋸筋の緊張がなくなると胸が中央に引き寄せられます。

健康管理のためにも、毎日バストに触れ刺激を与えることが大事です

顔の肌と同様、バストにも慈しむ気持ちで触れてあげることが大事です。心を込めてケアすれば、バストの肌も生き生きとして、ハリ感がアップ。女性らしく、若々しいバストをキープできます。また、マッサージすることでバストのしこりなどに気づきやすくなり、乳がんを早期発見にもつながります。

肩甲骨を柔らかくして大胸筋を鍛えバストマッサージをすることで他の効果も期待できます!

  • こりや冷え性の改善。
  • 代謝も上がり自然とダイエットに結びつく。
  • 背中美人・肩甲骨がキレイに見える。
  • 血行が良くなりリフトアップによる小顔効果。
  • 呼吸が深くなる。
  • 姿勢が美しくなる。
  • ウエスト、二の腕がサイズダウンしやすくメリハリが出る。
  • 女性ホルモンが活性化して子宮力アップ。
  • 肩こりが緩和
  • 乳がんの早期発見

胸のリンパマッサージで得られる4つの効果

 

まず、胸のリンパマッサージによる代表的な効果を4つ紹介します。胸のリンパマッサージは、胸だけでなく、さまざまな箇所に効果があります。

乳ガン予防に効果のあるバストマッサージ。脇から乳首に向けて軽くマッサージすることで、バスト部分のリンパの流れや血流をよくし、乳ガンを予防する効果があります。

バストアップ

 

胸のリンパマッサージによって、バストアップ効果が期待できます。バストアップの鍵となる乳腺と大胸筋の新陳代謝が促進されるからです

乳腺は、バストの脂肪に守られた組織です。胸のリンパマッサージを行うことで、乳腺の新陳代謝が促進されて発達しやすくなります。

乳腺が発達すると、胸まわりに脂肪がつきやすくなるため、胸が大きくなるわけです。

また、大胸筋はバストを支える筋肉です。胸のリンパマッサージによって、この大胸筋も刺激されることになります。

大胸筋が発達すると、上を向いた形の良いバストが形成されていきます。

胸のリンパマッサージによって、胸が大きくなり、形も整うことが期待できるのです。

デコルテがきれいに見える

 

胸のリンパマッサージを行うと、デコルテがきれいに見えるようになります。胸のリンパマッサージによってデコルテの新陳代謝も促進されて、老廃物が流れやすくなるからです

デコルテは頭を支える場所でもあるため、常に重みがかかっていて、老廃物も溜まりやすくなっています。

この老廃物が、デコルテのむくみやくすみの原因となっています。また、デコルテは年齢とともにやせてしまい、胸が削げたように見えてしまうことがあります。

これも、リンパの滞りが関係していることが多いのです。

胸のリンパマッサージでは、鎖骨や脇の下をマッサージするため、それらの場所に近いデコルテの老廃物も排出されやすくなります。

胸のリンパマッサージは、美しいデコルテを作るためにも効果的なのです。

二の腕がすっきりする

 

胸のリンパマッサージは、二の腕にも効果を発揮します。脇の下のリンパを流すことになるため、二の腕の老廃物も流れやすくなるからです

リンパの流れが悪くなって老廃物が溜まると、むくみやすく、脂肪がつきやすくなってしまいます。

二の腕の太さが気になる場合、リンパの流れが滞っていることも原因のひとつとして考えられます。

胸のリンパマッサージでは、脇の下のリンパも流していくため、二の腕の老廃物もスムーズに排出されるようになります。

これによってむくみの原因が解消し、脂肪も落ちやすくなるのです。

 

肩や首のこりが取れやすくなる

 

胸のリンパマッサージは、肩や首のこりにも効果的です。胸まわりのリンパの流れが改善することで、肩や首に溜まった疲労も取れやすくなるからです。

胸のリンパマッサージでは、脇の下や鎖骨のリンパも流していきますが、これによって、大きなリンパ節の詰まりが取り除かれ、胸だけでなく肩や首で滞っていたリンパも流れやすくなります。

肩や首には、疲労物質が溜まりがちです。リンパマッサージでリンパの流れを改善すると、溜まった疲労物質も老廃物とともに排出されやすくなります。

胸のリンパマッサージをこまめに行うようにすれば、しつこい肩や首のコリも持続しなくなっていきます。

 

巻き肩矯正で美胸バストアップ

 

まず真ん中(左)の写真。肩が丸まった状態で猫背だとバストトップが下を向き、お腹も出て見えます。それに対し(右)の写真は、肩を正しい位置に戻し、胸椎を立てた状態です。バストラインが美しく、お腹も平らになりました。

 長時間のデスクワークや家事、スマホやパソコンの使い過ぎなどによって生じる「巻き肩」と「胸椎の湾曲」に焦点を絞り、これを徹底的に改善します。胸を支える上半身の土台をしっかりと整えて、美胸メソッドに備えましょう。

冷えは万病の元

ストレスなどで血流が悪くなって酸素の運搬が滞り、エネルギー代謝が下がると、体温が下がり、心臓や脳など核心部の体温を維持しようとして、核心部から遠い末梢の血管は熱を逃がさないように収縮してしまうため、「冷え」を感じるようになります。血流はますます悪くなり、こうしてエネルギー代謝不全の悪循環に陥っていくのです。

冷えによる体内の悪循環は「血流が悪くなる」だけではなく、代謝能、抗酸化能ばかりか、免疫能にも影響を及ぼします。
がんに対する免疫を担うTリンパ球やNK細胞、樹状細胞などは、互いに情報共有しながらがんという異物に対して攻撃をしかけますが、血流が悪い低体温の状態では、情報伝達に支障を生じるためがんを見つけにくくなり、攻撃力も低下して、がんの増殖の勢いに負けてしまうことがあります。

体温を一定範囲に保つことは、身体の働きを正常に保つ基本です。

サラサラ汗とベタベタ汗の違いは!?

最近汗かいていますか??

その汗は、サラサラ汗?ベタベタ汗?どちらでしょうか?

今回は、サラサラ汗とベタベタ汗の違いをご紹介いたします。

まず、汗をかかないと美と若さが損なわれる!?って知っていますか?

実は、ベタベタ汗はカラダが老化している証なのです!!

汗は、皮膚表面の「汗腺」というところから分泌されます。

汗腺の機能が低下すると、塩分やミネラルを含んだベタベタの汗になり血液もドロドロ傾向に(泣)

その状態を続けると、ベタベタ汗はカラダの老化を加速させる原因となります!

汗腺が正常に機能すると体に必要なミネラルは汗腺でろ過され、血液に再吸収されることによりサラサラな汗を分泌します。

また、汗は「皮脂腺」というところからも分泌され、有害金属などの毒素を排出してくれる働きがあります。

「汗腺からのサラサラの汗」「皮脂腺からの良質な皮脂」その2つが合わさる事で、天然の化粧水、乳液としての効果を発揮します。

 

 

岩盤浴にご入浴をすると老廃物が排出され汗腺の働きが正常になる事で、ベタベタ汗からサラサラ汗に次第に変化していきます。

さらに汗腺の働きが活性化された状態で、マンマリーラインを刺激するアポクリン・デトックスで美肌効果・シミしわの改善が十分に期待できます。

 

汗をかきづらくなるこの季節によもぎ蒸しで肌美人になりましょう!

ワキガとよもぎ蒸し🌿

汗にも

種類があることを

ご存知ですか

 

汗が出るところは

皮膚にある汗腺と

呼ばれる場所なのですが、

汗腺には

<エクリン腺>

<アポクリン腺>という

2種類あって、

 

それぞれ汗の性質や

汗を出す仕組みが

違っています上差し

 

 

◆エクリン腺

主に暑い時など

体温調整のために

汗を出す汗腺で、

ほぼ全身の皮膚に

分布しています。

 

エクリン腺から

出てくる汗は

99%が水でできており

無味無臭ですウインク

 

(残りの1%は、

ほぼほぼ塩分です)

 

 

◆アポクリン腺

 

体の限られた部分

(脇の下など)にあり、

皮膚に直接開口している

エクリン腺と違って

毛根に開口部があります。

 

アポクリン腺から

出てくる汗は

白く濁っていて、

脂質やタンパク質など

ニオイの元となる

成分を多く含んでいますウインク

 

といっても

しっかり汗腺が

鍛えられている人の

アポクリン腺からの汗は、

ほとんどニオイはない

と言われています。

 

 

あれ??

ちょっと待って!!

 

汗かいたら臭くなるし、

よもぎ蒸しをした後には

独特の汗臭がしている

気がするんだけど目はてなマーク

 

と思った方も

いらっしゃると思います上差し

 

 

理由は2つビックリマーク

 

① 細菌による分解物質

 

汗が皮膚の表面で

アカや皮脂などと

混じり合い、

それを細菌が分解する時に

ニオイ物質が発生するので

ニオイが出ます。

 

★エクリン腺の汗

→すっぱいニオイ、濡れぞうきんのようなニオイ

 

★アポクリン腺の汗

→ワキガ臭

 

 

また、よもぎ蒸しは、

普段ちょっとやそっとでは

なかなか使われない

皮脂腺からも

しっかり老廃物を排出します。

 

皮脂腺からの老廃物と

汗腺からの汗が

混ぜ合わさることで

細菌が分解した際に

独特なニオイになることが

あるともいえるでしょう。

 

※皮脂腺は、

マラソン30km以上や

エアロビクス2時間以上など

長時間の有酸素運動をした時に

しっかり老廃物を排出すると

いわれていて、

普段なかなか老廃物を

排出できていない人が

多い部分。

 

また、

コレステロールなどが元になった

余分な毒素を排出するのは

汗腺ではなく皮脂腺と

言われています。

 

皮脂腺からの分泌機会が

少ない方は、

よもぎ蒸しの際に

老廃物が多く排出される為、

ニオイが出る可能性が

高いと思います。

 

 

 

② 汗腺のろ過不足

 

汗の元となるのは、

血漿(血液から赤血球などを

取り除いたもの)という液体です。

 

血漿には

様々なミネラルが含まれて

います。

 

そのまま全部

汗で外にでてしまうと、

体の中に必要なミネラルが

一気に失われてしまいます。

 

それでは体が困るので、

皮膚の表面に

汗が出てくるまでの道のりで

血漿に含まれたミネラルなどの

主要成分が再度吸収される

仕組みになっています。

 

その汗腺のろ過機能によって

余分な成分が含まれない

99%水分の汗が出てくるのですが、

 

この汗腺のろ過機能には

限界があり、

普段汗をかく機会が少ない人が

急に大量の汗をかくと

ろ過が間に合わず色々な成分が

汗に残される割合が増えるそうです。

 

水分以外の成分を

多く含む汗は、

ネバネバしていたり

蒸発しにくく、

ニオイも出やすいのです。

 

 

よもぎ蒸しでかく汗は

サラサラしていたり

無臭だったたりする

良い汗であることが

ほとんどではありますが、

もし、よもぎ蒸し後に

ご自身の汗の状態やニオイが

気になった際は、

上記の理由を含めて

日頃の汗をかく頻度や

かき方などを思い出してみてくださいおねがいひらめき電球

 

恐らく、

たっぷりしっかりと

汗をかく機会が

少ないなぁっと思う方が

多いのではないかと

思いますてへぺろ

 

 

汗腺のろ過機能や

皮脂腺からのデトックス機能は、

よもぎ蒸しや

岩盤浴、

有酸素運動などで

定期的に

体の芯から

たっぷりと汗をかくことを

継続することで

鍛えられますOKチュー

 

 

通常機能が

鍛えられて向上してくると、

余分な成分や

老廃物の分泌が減り、

ほぼほぼ水分という状態の

汗になってきますので、

 

よもぎ蒸しなどを

始めた当初

独特な汗臭が気になった方も、

ニオイがなくなってくると

思いますグッド!ウインク乙女のトキメキ

 

ワタシの汗、ニオウはてなマークはてなマーク

 

と、気になっている方は

ご参考にしてみて

くださいねウシシアップ

 

勿論、毒素や老廃物を

できる限り
溜め込まない食生活なども

ニオイの元を減らすことに

繋がると思いますよウインク

 

 

今日は、

よもぎ蒸しにも関係のある

汗のニオイについてでした

「何もしない」スキンケアで素肌美人になる!

☆高価な化粧品でも皮膚の保湿成分の1%の効果もない!!

皮膚のメカニズムは奇跡としか言えないほど素晴らしい。皮膚本来の力を信じれば、余計な化粧品を使わなくても健康的な素肌が保てます。
皮膚は体の表面をカバーして水分の蒸発を防ぎ、外部からの化学物質や異物の侵入も防ぐ強力なバリアとして重要な役割をしています。この役割を果たすために皮膚の細胞は自ら保湿成分『自家保湿因子*』を作り出しています。

『自家保湿因子』は世界中の化粧品会社が莫大なお金をつぎ込んで開発しても、その保湿力に勝るものはできません。化粧品の保湿力は、『自家保湿因子』の1%の効果も発揮できないのです。

皮膚の優れたメカニズムと、化粧品が皮膚に及ぼす害を知ることで、健康的な“素肌”美人になることができます。

*『自家保湿因子』(または天然保湿因子)は 一般的な言葉といえませんが、私は水溶性の天然保湿因子、脂溶性の細胞間脂質、それに皮脂の3つをまとめて『自家保湿因子』と呼んでいます。

 

★皮膚の優れたメカニズムを知ろう!!

皮膚は人体で最大の臓器です。表面を覆っているとても薄い「表皮」と、その下にある厚くて丈夫な「真皮」の二つの層からできています。

表皮の厚さはラップ一枚ほどの厚さですが、真皮は表皮の10倍ほどの厚みがあります。 

☆表皮の新陳代謝で『自家保湿成分』が作られる!

私たちの皮膚が作り出す『自家保湿因子』は「表皮」で作り出しています。

「表皮細胞」がどのように生まれ、一生を終えるのかを示しているのです。

表皮の最下部には「基底細胞層」があり、「母細胞」と呼ばれる基底細胞が並んでいます。そこでは常に細胞分裂が行われ、新しい表皮(角化)細胞が次々と生まれています。

表皮(角化)細胞は生まれて14日ほどで角層のすぐ下までたどり着き、そこで死を迎えます。そのあと「角質細胞」となって保湿バリアとして大活躍します。

この角質細胞も下からやってくる新しい(角質)細胞によって、徐々に押し上げられて14日前後で皮膚の最上部に到達します。この14日間にバリア機能を担う成熟した『自家保湿因子』が作られます。

そして、皮膚の表面で3日〜4日間、乾燥や外界の刺激から肌を守る役目を果たしたあと、垢となってはがれ落ちます。垢がはがれ落ちるシグナルは基底細胞層に伝わって、新しい表皮(角化)細胞が生まれます。

このように表皮細胞は1個の細胞が死ぬと、1個の細胞が生まれるのを約1ヵ月かかって繰り返しているのです。

☆理想の素肌は「しっとり」ではなく「さらさら」です
正常な皮膚は、表面の「角質細胞」が空気に触れて乾燥すると、火であぶられたスルメがカールしてめくれあがるように自然に垢としてはがれ落ちていきます。

しかし、化粧水やクリームなどをつけて肌の表面をベタベタにしていると、角質細胞は乾燥せず、カールもできないのではがれにくくなりなります。つまり新しい細胞が生まれにくくなるのです。

10代の化粧をしていない女性の肌をみると、しっとりしている感じではなく、乾燥気味でさらさらしているはずです。それは角質細胞がはがれやすいからです。理想の素肌は「しっとり」ではなく「さらさら」なのです。

 

★ なぜ「化粧品」は肌をダメにするのか?! 

肌をダメにする5つの害があります!

  • 水の害・・・肌のバリアを確実に壊す                     手や顔に水がつくとすぐに拭き取るのはなぜでしょう。それは肌についた水は肌のバリアを確実に壊すからで、そのことを本能的に知っているからです。

化粧水の9割は水で残りが防腐剤や香りの成分。保湿化粧水はヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分を配合してとろみをつけることで、水の蒸発を少しでも遅らせようとします。水分が長く肌に留まり、角質層が大量の水分を吸収します。最後は蒸発して角質細胞の変形をもたらし、バリアが破壊されます。さらにヒアルロン酸やコラーゲンの残った粉体がますます皮膚を乾燥させます。

 界面活性剤と油の害・・・酸化物に変わり炎症起こす

「保湿クリーム」は油と水を混ぜて作ります。本来なら水と油は混ざりませんが、界面活性剤を加えることでこの二つは混ざり合いクリームが出来上がります。しかし肌を保湿する力はほとんどありません。それどころか保湿バリアを破壊するので肌を乾燥させ、その油成分が毛穴から浸透し、酸化して有害な酸化物に変わります。それを肌は異物とみなし、排除する反応を起こします。これが炎症です。

「純粋なオイル」の椿油、馬油、オリーブ油などは、どれもオレイン酸、パルミチン酸、リノール酸などの複合油です。クリームよりはバリアの破壊は少ないですが、細胞間脂質に溶け込んで不純物として蓄積していくので、長期間使うほど乾燥が重症化します。患者さんの中には、馬油やオリーブ油の愛好者はいますが、とくに肌が良い方はいません。皆さん炎症を起こしています。

 「日焼け止め」で紫外線吸収剤の入っているものは、吸収剤が刺激のある有害な成分に変化して炎症を起こしたりします。また日焼け止めをつける時や落とす時にこすっていると、刺激で炎症を起こしメラニンの増加によってシミを作り、肌をくすませます。必要な場合には(肌のバリアを破壊する)クリームとローション基剤よりも、ワセリンベースの日焼け止めを選ぶのが理想的です。

日本人の場合20分ほど陽に当たる程度なら、日焼け止めをつけない方が肌には良いのです。

「ファンデーション」のリキッドタイプとクリームは、界面活性剤を使って油分と水分を混ぜて作ります。これらをカットしているパウダリーファンデーションかフィニッシュパウダーを最小限つける方がいいでしょう。

 

  • 防腐剤の害・・・肌を守っている常在菌を殺す

皮膚の表面を弱酸性に保って雑菌などから守っているのが、皮膚に住み着いてる常在菌です。顔の常在菌の数を調べると、私の小鼻の横辺りは1mm2あたり約60万個の常在菌がいましたが、化粧をしている女性たちは500個〜3万個と驚くべき少なさでした。基礎化粧品をやめると、常在菌は増えるので、明らかに化粧品の防腐剤の影響だと考えられます。

・こする害・・・肌を確実に痛める

こする行為は皮膚を確実に痛めます。私たちが持っている『自家保湿因子』は、はがれ落ちて再生するまでに健康な肌でも3日〜4日かかります。多くの女性はクレンジング、洗顔、タオルでこする、化粧水や乳液、クリームをすりこむことを毎日繰り返しているので、皮膚は干からびて回復には長い日数を要します。

また、こする刺激は、毛穴などを損傷し炎症を起こし、表皮の中のメラノサイトという色素細胞を活性化させ、メラニンを増やして皮膚を確実にくすませシミをつくる原因にもなります。

  • 洗いすぎる害・・・クレンジングはバリア機能を低下させる
  • 化粧水以上に肌に悪いのはクレンジングです。主成分は界面活性剤で、落としにくい油性のファンデーションをひと拭きで落とす効果があり、肌の『自家保湿因子』もひと拭きで根こそぎこすり落とします。さらにクレンジング後は石けんでクレンジングを落とすのでW洗顔になるわけです。

毎日顔を洗うたびに肌の『自家保湿因子』の中に溶け込んで、バリア機能を著しく低下させています。

「何もしない」段階的チャレンジの仕方

“宇津木流スキンケア法”は、皮膚の構造と生理を温存する美容法です。しかし、多くの女性はスキンケアをやめたら、肌がボロボロになると不安そうな反応をします。不安が拭えない人は肌の様子を見ながら、段階的にチャレンジしてください。

 1)口紅やアイシャドウのポイントメイクは許容範囲です

“宇津木流スキンケア法”は肌に悪い成分を浸透させません。だからクレンジングや化粧水、美容液、クリームなどの基礎化粧品やファンデーションは使いません。ただし、口紅やアイシャドウといったポイントメイクは許容範囲です。

また、「何もしない」を始めてしばらくの間は、素肌に自信が持てないかもしれません。その間だけ、パウダリーファンデーションを使っても構いません。ただしファンデーションを落とす時に、クレンジングは使わないで水洗顔か純石けんによる軽い泡洗顔だけにします。

もう一つはワセリンです。基礎化粧品をやめたばかりの時期や、空気が乾く冬などには、肌がひどく乾燥して粉をふいたり、チクチクしたり、痛みやかゆみを感じたりするかもしれません。そんな時には、皮膚の「毛羽立ち」や強い乾燥感を和らげるために白色のワセリンを極微量使います。

☆基本の洗顔方法① 水洗顔

理想は水で洗うこと。水洗いをお勧めします。特にトラブル肌の人は、水洗いが必須です。どうしてもぬるくしたい場合でも、ぬるま湯ではなく、「ぬるま水」で洗うことが大変重要です。冷たく感じるくらいのぬるさだと、温度は30度以下ですが、温かく感じるぬるさでは30度以上になります。30度以下でないと乾燥は治りません。

洗顔方法は・・・うぶ毛や豆腐、プリンを撫でるようにそっと洗顔します。

優しく、しかし、手のひらや指の腹でちゃんと擦って洗ってください。

※本に記載されている押し洗いは、難しくて、正確にできないため、これを続けるとトラブルが多いです。

・もう少し洗いたい時は・・・やはり指の腹と手のひらを使い、皮膚が大きくス

ライディング移動しない程度の強さで洗います。時には、毛穴を傷めない程度に、ある程度強目に擦って洗ってもいいですが、消しゴムのカスのように垢をこすり落とすのはやり過ぎです。

ポイント☞ 洗顔は、洗いすぎても、洗いが不足してもトラブルの原因になります。水をかけるだけのような洗顔では洗顔不足になりがちですから気をつけてください。

〈注意点〉

・バシャバシャと水を強くあてるのはダメ。

・シャワーを使うときは水温と水圧に注意。

ポイント☞ 強い刺激を与えなければ、自分がやりやすい方法で OKです。

 

☆「粉ふき」にはワセリンを使う

何回か出てきているワセリンは、石油を蒸留した残渣(ざんさ)から得られた油をさらに精製したもの酸化するまでに数年かかります。皮膚を刺激することなく、しかも皮膚の中に浸透しにくいので、肌にとってとてもやさしい素材といえます。

かゆみやチクチクと感じるのは肌が乾燥しすぎて、目に見えない細かいひび割れで傷だらけになり、軽い炎症を起こしているためです。ごく少量のワセリンでも外部の刺激から守ることができ、傷が治りやすくなります。また、ベースメイクの場面で、下地がわりに少量のワセリンをつけるのもよいでしょう。

それ以外の症状のない場所には、むしろつけない方が肌を荒らさずに済みます。

ポイント☞ 純度の高い白色ワセリンを使います。

ワセリンは綿棒の先にゴマ粒ほどの量で、両手のひらでよくのばしてから必要な部分にのみ手のひらを押し付けながらつけます。

 

基本の拭き方柔らかいタオルで押さえて拭く

洗顔後はすぐにタオルで水をよく拭き取ってください。肌をこするのは絶対に NGです。タオルに水分を吸わせるのがポイントです。タオルを肌にあててそのままそっと押し付ける。この時タオルには水分をきちっと吸い込む時間が必要です。3秒〜5秒は静かに押し続けましょう。

 

  • 肌は「ふっくら」と成果は必ず現れる!!

“宇津木流スキンケア法”をきちんと守って、水洗顔のみのケアにしていれば確実に成果が現れ、肌は健康に(美しく)蘇ります。

“宇津木流スキンケア法”で肌の調子が悪くなったり、良くならないのは、

必ず何か原因があります。それを解明する必要があります。

化粧品をつけないと肌のトラブルが起こる状況こそが、異常で病的な状況であることを理解してください。「私には合わないスキンケア方法だ」と諦める人が多いのですが、化粧品とは、正常な肌をさらに良くするためのもので、薬ではありません。使い続けないと、正常な状態を維持できない依存症の状態は、大変な事態が皮膚に起こっている証拠です。

例えば、何かのアレルギーがある場合。毛染め、シャンプー、リンス、整髪料、合成洗剤での洗顔など原因は色々です。

しかし、何といってもトラブルの原因で一番多いのは毛染めです。

毛染めは1家に一人でも毛染めをしている人がいると、全員がその影響を受けますので、気をつけてください。

汗は天然の美容液♪

汗が「天然の美容液」といわれる理由

汗というと、汚くて、ニオイや汗じみも気になるため、女性の天敵のように思えます。でも、実は汗はスキンケアの味方になることもあるのです。

皮膚科医で、しのぶ皮膚科院長の蘇原しのぶ先生によると、汗にはもともと悪い成分は含まれていないのだそうです。

蘇原しのぶ先生(以下、蘇原)「汗の成分は99%が水で、残り1%は塩分などです。

汗がにおうのは、汗そのもののニオイではなく、皮膚の皮脂やホコリなどの汚れを皮膚にいる『皮膚常在菌』が食べて分解することで作り出すニオイなのです。

通常、エクリン腺という汗腺から出る汗は無臭です」

 
<汗の成分>
・水 99%
・塩分など 1%

そして、汗には保湿効果もあるといいます。

蘇原「汗は体温調節のためにかくものですが、皮膚に水分を補給し、肌にうるおいを与える働きもあります。また、一度汗をかくとまたその汗が皮膚に吸収され、保湿されます。

『皮脂』という皮膚表面にある脂がほどよくあれば、『皮脂膜』という肌を保護する薄い膜がで形成されて、肌を乾燥から守る働きをしてくれます」

汗が「天然の美容液」といわれるのは、このことが理由だったようですね。

いい汗をかいて肌を保湿!

 

保湿効果があると知れば、どんどん汗をかきたくなってきます。

でもしのぶ先生によると、汗は普段からかき慣れていないと、悪い汗が出るのだそうです。

蘇原「日頃から汗をかく習慣がないと、ニオイやベタつきのある悪い汗が出やすくなります。

汗腺がなまっているとしっかり働かず、塩分などのミネラル分を多く含む悪い汗になりやすくなるためです。

そうした汗は皮膚常在菌のエサになる成分が多いため、菌が繁殖しやすくなり、ニオイも出やすくなるのです」

 
 

汗は天然の美容液とはいえ、におっていては安心していられませんよね。どうすれば良い汗をかけるのでしょうか?

蘇原「良い汗をかくには、普段から汗をかくべきときにしっかりかく習慣を持つこと。汗をかくのを嫌がって、冷房の中でじっとしている時間が長く、体を動かさない毎日では汗腺はどんどんなまってしまいます。

運動する時間がない場合には、半身浴で汗腺トレーニングをするといいでしょう。夏場は汗をかきやすいため、汗腺トレーニングのチャンスでもあります。

できるだけ冷房は控えめに。ニオイが気になる方もいるかもしれませんが、汗をかいたらすぐにふく、衣類を取り替えるなどして皮膚の上に長時間汗をとどまらせないことで防ぐことができます」

夏は比較的、汗をかきやすい季節! 冷房の中にばかりいないで、たまには汗腺を鍛えて汗を思いっきりかき、良い汗で肌の保湿をねらいましょう!